ロゼワインはフランス語ではヴァン・ロゼ vin rosé。 赤と白の中間の色のワインで、英語では rosé wineともpink wineとも呼ばれています。色はメーカーによってさまざまです。歴史的にはいろいろの醸造法がありましたが、現在は主に次の3つの方法で造られてます。

●ストレートプレス
黒ブドウをプレスしてから、果汁が軽く色づくまでマセラシオンをします。望みの色が出たら、液抜きまたはプレスで果汁と皮を分離してから、発酵させます。

●セニェ
へたを除いて破砕したブドウを、タンク一杯に詰め込み、数時間後に一定の割合のブドウ液を抜いて、ほかの容器に移して発酵させる方法です。 セニエ saignée は医学用語で瀉血、血を抜くことです。

●ブレンド
　出来上がった白ワインに出来上がった赤ワインをブレンドしてロゼワインを造る方法もあります。こうして造られたワインは、マセラシオンをして造るロゼワインとは、色もフレーバーも違います。AOCでこの方法が許されているのはシャンパーニュ・ロゼだけです。

ロゼはさわやかな色とソフトな飲み口で，人気が高まっています．
コート・ドゥ・プロヴァンス Côtes de Provence のロゼは、13種以上のブドウで、大部分はセニエで造ります。アジア料理に合うワインですが、ほとんどが地元とフランス国内消費で、輸出は10%。
　ロゼ・ダンジュー Rosé d’Anjou は、ライトな、ドゥミ・セックのロゼで日本に多く輸入されています。　ロワール川流域のアンジュー・ソミュール地区で造られています。